ティファニーのトーキョーTV:REN HANG

Tiffany Godoyが、北京を拠点とする写真家と過ごす時間

  • ホスト: Tiffany Godoy

三脚とセルフィースティックを携えて、東京生活20年のベテラン、ファッションエディターのティファニー・ゴドイ(Tiffany Godoy)は、誰もがたどり着けない場所へ赴く。

彼女の住む都市にいる流行仕掛け人たちが、日夜起こすクリエイティブな動きに突撃するブログメンタリー、「ティファニーのトーキョーTV(TTT)」。今週ティファニー「レン・ハン」は、写真家で詩人であるレン・ハン(Ren Hang)のフォトセッションで、大勢の裸の人々とともに過ごすこととなった。北京を拠点とするレン・ハンの作品は、タブーや中国の若者文化を、刺激的に、遊び心満載に探求しているのだ。30歳という若さで、写真家としての経験がまだ10年も満たないにもかかわらず、彼は今やアート界の寵児へと上り詰め、300ページ以上に渡る彼の大著が、まもなくTaschenよりリリースされる。近ごろ、東京で開催された彼の展覧会場でティファニーはハンに会い、彼が個人的に制作する限定フォトジンシリーズの撮影にも顔を出した。

ティファニー・ゴドイ(Tiffany Godoy)

レン・ハン(Ren Hang)

ティファニー・ゴドイ:ハイ! レン、東京はどう?

レン・ハン:もちろん、東京は大好きだよ。

どういうところが好き?

東京はカラフルだし、たくさん友達がいるし。

さて、今日はあなたの展示会にお邪魔してるわけだけど。

うん。

「東京」ってタイトルね。赤があるわ、あなたの大好きな。私も赤は好きよ。口紅とかマニキュアとか。

うん。

それから、ヌード。裸の体。

うん、うん

あそこにも。そして自然。こういう要素に興味を惹かれるのは、どうして?

ヌードのほうが、僕とモデルが近づくと思うんだ。もっとリラックスするし。

本当? 普通は、その逆だけどね。だって、洋服って一種の鎧みたいなもの、保護してくれるものでしょ。

だから、もっと真実に近づきたいと思うんだよ。多分ね。

モデルはどうやって探すの? あなたのためなら何でも、って人がたくさんいるでしょ。

そうだね。僕がモデルを選ぶのは、インスタグラムとか、メールとか、街中とか、いたるところ。

それ、本当? 街中で声をかけるの?

そうだよ。そのとおり。今までにもやったよ。

それで、あなたのために裸になってくれるの?

うん。街で見つけた人に「ノー」と言われたことはないと思う。必ず「イエス」って言ってくれる。

2日前にあなたの撮影現場を見に行ったけど、撮影するときは、いつも、パーティーみたいらしいわね。

うん、そうだね

あなた自身がパーティ気分なの?

そうだったらいいね。モデルがどう感じてるか、分からないけど。でも、撮影がいつもパーティみたいだったらいいと思ってるよ。人生はパーティーさ。

なるほど。そういうの、好きだわ!

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